衣裳研究会、鈴木榮治による創作きものをご紹介します。

創作着物制作者

制作者ご紹介


有限会社 衣裳研究会 取締役 鈴木榮治

有限会社 衣裳研究会 取締役 鈴木榮治

昭和39年和裁の道に入り、以来和裁一筋に今日に至る。

和裁団体、和裁検定委員等に於いて重要な役職に就き、後継者の育成、着物振興、技能検定制度の推進、和裁業界の地位向上等のために積極的に行動し、その指導力、和裁技能等に於いては業界各位より非常に厚い信頼が寄せられている。

またその傍ら自らも創作研究に意欲を燃やし、高級百貨店等において和服創作品の個展及び販売を幅広く展開している。




有限会社 衣裳研究会 取締役 鈴木榮治

主要経歴
昭和56年 有限会社 衣裳研究会取締役
昭和56年 神奈川県和裁高等訓練校校長
平成 5年 中央技能検定員
平成 7年 神奈川県和裁訓練協会会長
平成22年 全国和裁着装団体連合会会長

賞罰
平成 8年 初代横浜マイスター称号認定
平成14年 神奈川県卓越技能表彰
平成20年 厚生労働大臣「現代の名工」卓越技能表彰
平成21年 黄綬褒章受章
平成28年 横浜文化賞受賞

免許 資格
昭和42年 東京商工会議所和裁検定1級
昭和42年 各種学校教師免許
昭和51年 職業訓練指導員免許和裁科
昭和52年 技能検定(国家検定)和裁1級

                          横浜マイスター認定      黄綬褒章受章



技に生きる現代の職人!~各関係者より~ 

原三渓園の専属仕立師であった、先代(父)の後を継ぎ、昭和39年より和裁一筋の道を歩み続けること50年、常に日本トップの和裁士であり続ける鈴木榮治氏。

創作着物 制作者 鈴木榮治

高い技術と共に、既に200人を超える後進を育成し、技能の伝承のみならず、服飾史、時代考証の研究にも高い見識を持ち、横浜を中心に日本の民族衣装の普及・保存に努力されています。

また、和裁団体、和裁検定委員等に於いて重要な役職に就き、後継者の育成、着物振興、技能検定制度の推進、和裁業界の地位向上等のために積極的に行動し、その指導力、和裁技能等に於いては業界各位より非常に厚い信頼が寄せられています。

平成の世に入り数年後、裁断や縫製など、和裁の技術を後継者に指導するだけでなく、「染物の職人や織物の職人には表現できない、オリジナルなものを作りたい」との想いから、その卓越された技術を駆使し、「異なる生地と生地を合わせてひとつの生地にし、それを用いた様々なもの作り」への挑戦を始められました。

“切嵌め象嵌”(きりばめぞうがん)や“陽炎仕立て”(かげろうじたて)という鈴木氏が生み出した独自の技法を用いて作られる作品は、丁寧な仕立ての技術によって、異なる複数の生地があたかも一つの生地であるかのように見える程とても精巧です。

鈴木氏の作品は古い布と新しい布を合わせています。色直しや刺繍を縫い直した古い布と、新しい布が出会うことで、唯一無二の布地に生まれ変わります。また、組み合わせ方や、古い布地のどの部分を使うか、さらに、直線だけではなく曲線を用いて切嵌めることで作られる柄は、鈴木氏が長年にわたり和裁士として培ってきた経験があるからこそ表現できる世界です。
「良いものを作り、その技術を皆にわかってもらうこと」が職人の仕事の一つという信念に基づき、自ら考案した「創作着物」をお客様に提案しています。

その活動を称え、平成8年に横浜市を代表する職人として初代“横浜マイスター”に認定、平成20年には厚生労働大臣から“現代の名工”として表彰され、その翌年には日本国天皇より“黄綬褒章”を授与されました。

その卓越した技術・センスは、従来の着物には無いエッセンスをふんだんに含んだ、正に鈴木榮治氏のみの「創作着物」なのです。



和士生(わしおう)とは・・・

鈴木榮治の和裁ネームです。

訪問着などの創作品には、それが自作であることを示すため,落款(らっかん)印にも使用しています。

   和士生 落款 ←下前衽に印章




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